メディアマネージャーには、ご利用の CDNプロバイダーで新しい配信ネットワークを作成し、それをメディアマネージャーのCDN オリジンドメインに指定することで、あらゆる CDNプロバイダーをサポートする機能があります。
これは メディアマネージャーのネイティブ機能ではなく、自分のアカウントにセットアップして構成する必要があるものです。独自のCDNを使用する場合は、ある程度のCDN帯域幅とともにスマートCDN機能も必要になります。
この記事では、Amazon CloudFront を使用した構成について説明します。前述したように、どの CDNプロバイダーでも同様の方法でセットアップできます。
1. [ディストリビューションの作成]を選択します。
2. オリジン情報を次のように指定します。
- Origin domain: cdn.bfldr.com
- HTTPS only
- HTTPS port: 443
- Minimum origin SSL protocol: TLSv1.1
- Origin path: 空白のままにします
- Origin name: 任意の名前 (例: Custom-CDN.bfldr.com )
- Enable origin shield: Yes
- Origin shield region: 用途に最も適したリージョンを選択してください
3. デフォルトのキャッシュの動作を次のように設定します。
- Compress objects automatically: どちらでも良いですが、「yes」を推奨します
- Viewer protocol policy: Redirect HTTP to HTTPS
- Allowed HTTP methods: GET, HEAD
- Restrict viewer access: No
4. キャッシュキーのオリジンリクエストを次のように構築します。
- レガシーキャッシュ設定を使用する
- Headers: なし
- クエリ文字列:: All (画像変換を行う際に重要です)
- Cookies: なし
- Object caching: customize
- 最小 TTL: 86400 (1日。コンテンツのワークフローに応じて、最短は1日、最長は1週間をお勧めします)
- 最大 TTL: 86400
- デフォルトTTL: 86400
- Iこの例では、すべてを1日に設定していますが、独自の判断に基づいて行ってください。
5. 次の設定を有効にします。
- 価格クラス: すべてのエッジロケーションを使用 (最高のパフォーマンス)
- AWS WAF web ACL: 空白
- 代替ドメイン名 (CNAME): 使用するドメインまたはサブドメインを選択します。この例では、 yourcustomcdn.brandfolder.comを使用しています。
- カスタムSSL証明書: 使用するドメインの証明書を選択します。証明書がない場合は、AWSコンソールから証明書をリクエストします。
6. 最後に設定する部分は次のとおりです。
- Supported HTTPバージョン: HTTP/2
- 標準ログ: オフ
- IPv6: オン
以上の情報をすべて入力したら、 「Create Distribution」を選択します。
次に、代替ドメイン名がこのディストリビューションを指すようにする必要があります。
CNAME レコードを作成し、そのcname がCloudFront ディストリビューションを指すようにします。この値は、Cloudfrontのディストリビューションをクリックして、「ディストリビューション ドメイン名」で確認することができます。
7. 新しいメディアマネージャーのカスタムCDNをテストします。
どこのCDNプロバイダーでもサポートしています。 画像管理機能は通常通り動作します。 画像が存在するページのログは メディアマネージャープラットフォーム内で確認することはできません。通常はCDNログを利用しますが、お客様は独自のCDNを導入でいるため、メディアマネージャー側でそのログにアクセスできないためです。 無効化: メディアマネージャー がホストするCDNを使用している場合、メディアマネージャーはアセットを更新した時にCDNオブジェクトを自動的に無効にします。独自CDN を使用する場合、無効化は自動的には行われません。このため、キャッシュTTLをユースケースに適した時間枠に設定する必要があります。 更新を無効にしたい場合は、 API Webhook を使用して独自に無効にすることができます。 |
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